今日の練習会

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昨日の診療後の練習会は、当院がマッサージを行わない理由を含めてのものでした。

「ダイラータンシー現象」というものをご存知でしょうか?

これは水と片栗粉を1:2の割合で混ぜたものを作り、コップに入れます。そこに指を入れ、強く押すと反発するが、ゆっくり押すとスッと入っていく事を言います。

これは身体を触れる事にも当てはまり、強く押すと身体は反発しますが、優しく触れると受け入れてくれます。

マッサージをして揉み返しが来た、という方が病院勤務時代、山ほど見て来ました。

そして、人の身体は千差万別、それぞれ組織の硬さがあるので、よく病院のリハビリでも筋肉の凝り固まった所をふにゃふにゃにしましょう!とか言って強圧で揉んで揉んで、揉み倒すと、何のために治療院に来たか分からなくなります。

このマッサージをしなければならないというマニュアル、これが苦痛で勤務していた病院を辞めた理由の一つです。

なので、マッサージという手技は行いません。

そもそも痛い所の筋肉が硬いからそこに問題があるわけではないので、本当に問題を起こしているところを見つける作業が大事になります。

有意義な時間でした!

ではまた!

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