診療時間：9時～12時 / 15時～21時（初診は要予約）
2022年
あけましておめでとうございます。
今年も、すでに来院されている方、そしてこれから出会うであろう未来の患者様に真の健康、幸せを提供できるよう日々精進して参ります。
さて、私にとって今年は開院7年目になり、２月には新しいスタッフも加わります。
思えば開院する前、私は病院での勤務を8年間遂げましたが、年末年始は必ず病院で当直勤務をしていました。
それはなぜかというと２つあり、
①特別手当がもらえる
②県外でのセミナーがない
という点です。
とにかく給料の95%を毎月勉強のセミナーに使っていた為、いつもお金がありませんでした。
なので、年末年始の誰も入りたがらない日に入り金を稼いでいたのを思い出します。
そして、貯まったお金でまた夜行バスに乗り東京や大阪の修行に通う日々を何年も繰り返しました。
今でも思い出すのが、年明け最初の東京での修行の為に夜行バスに乗り込んだ時のことです。
いつものように乗車１時間後に車内は真っ暗になり、
さぁ寝ようと耳栓、エアー枕、アイマスクをつけて寝始めて２時間ほど経った時の事です。
寝静まった後ろの席から、
「・・・痛いよぉ〜」
島野の心の声「え・・何」
気のせいなのか、誰かの声が聞こえてくる。
また続けて、
「・・痛いよぉ〜」
と唸り声が・・
車内は真っ暗、私は座席シートを限界まで倒し、配布されたかけ毛布を被って耳栓をしてても、その声は聞こえてきます。
良い感じの眠りに入りかけたところだったので、朦朧としながらその声を聞き続けます。
あまりにも続くので、目がしょぼしょぼのまま眼鏡をつけ恐る恐る後ろを振り返ると、
高齢夫婦の奥様らしき方が、発信源でした。
「痛いよぉ〜、ずっと座ってるのは腰が痛いよぉ〜」
旦那らしき人が慰めてます、「朝までの辛抱だから」
しかしその唸り声は止まりません。
結局、次のSAで降りて腰をセルフでストレッチをしてるのを確認し、その後乗り込んで来ました。
それが効いたのか、その声は少し止みました・・
私は再度眠りにつけると一安心しましたが、やっぱりまだささやくように言ってる、うーん、うるさい、眠れない。
その時に感じたのは、
この唸り声を聞かずに心身良好に東京へ向かうには、
やはり新幹線だろう、と。
「くそっ、整体院を開業させたら絶対成功させて新幹線に乗ってやる・・」と、掛け毛布を強く被り寝ました。
あの出来事は、私の中でさらにハングリー精神が強くなったきっかけの唸り声でありました。
新年明けて思い出すのが、いつもこの出来事です。
夜行バスでの唸り声はあの時以来、というより前にも後にもあの時だけでしたが、なぜかそういう風に結びつけて考えました。
今では本当にありがたい事に新幹線になり勉強に行かせていただいておりますが、
あの時はまだ「努力」というレベルの行動力でしたが、
今は「熱狂」でしょうか。
努力という枠を超えた気がしております。
それは、開院して約6年経って全国からあらゆる患者様が日々やって来られるからです。
患者様からいただいた治療費、お金を「死に金」にするのではなく「生きた金」として患者様に還元できるよう、自己投資し今年も「治りたい気持ちを持った患者様の想い」に、
正面突破して参ります。
皆さま、本年もよろしくお願いします。
