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スピッツ
私が学生時代にお世話になっていた、並木町にある「田村」という割烹があります。
「学生の身分で割烹?居酒屋じゃなくて?」と思ったかもしれませんが、
なぜか、年上の方から好かれる性質を持っていたので、
ご飯を食べに行ってもよく無料になったり、そのお店の忘年会に呼ばれたりという事がありました。
その「田村」というお店は芸能人が良く利用するお店で有名でした。
私はそこで歌手のAyaka(三日月などのヒット曲を出したり)さんや、他にも沢山の方々を見受けました。
そのマスターの話で、「売れるアーティストの条件」というものが印象的でした。
まだ90年代初〜中旬の頃、お店に「スピッツ」が来たそうです。
その頃のスピッツは、初めて「ロビンソン」が月間のオリコン5位に入り出し、巷に良くその曲が流れるまさにイケイケの頃でした。
マスターがスピッツのボーカルにサインをお願いすると、
「え、私たちのサインなんかで良いんですか?」
と、聞いたそうです。
すでに世の中はすごいのが出てきた!という流れだったのに、本人たちはかなり謙虚だったようです。
その後のスピッツの飛躍は周知の通りですが、
「一時期売れた」よりも、「売れ続ける」事の方が大事だと感じます。
心の波は調子の波にも影響するので、根底が謙虚さを持つという気持ちでいれば、きっとずっとこの世界に居続けられるのではないかと感じました。
まだ若干20歳の私は「田村」のマスターのこの話にかなり感銘を受けて、「どんな時も謙虚でいよう」と思うようになりました。
もちろん、私はメディアに出るようなスターでもなく、
ただの治療家です。
しかし、たくさんの方々に来ていただくと、どうしても調子に乗りそうな時があります。
そんな時こそ、スピッツのこのエピソードを思い出して、
人々に接するように心がけてます。
「田村」のマスターの売れる条件の話でした。